外来受診– category –
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治療方針を決めるときの心得
外来受診膠原病は治る病気ではありません。治るというよりは寛解するという表現をつかうことが多いです。治療したら完全に病気の原因が消えてなくなるわけではないからです。そのため、人生の中で症状が最小限になり支障なく日常生活が送れる期間が長ければ長いほど、病気を良好にコントロールできていると言えます。そのためには、その時の状況に応じて治療内容を変えていくことも必要になり、どんな治療をいつ始めるのか、メリットとデメリットをよく吟味して決定する必要があります。今回は治療方針の心得についてお... -
膠原病と治療方針の決めかた
外来受診膠原病は全身におよぶ炎症性疾患です。平たく言えば、病気で悪くなるところは全身で、どこにどんな症状がでるかによって診断名が違いますし、同じ診断名でも症状にはかなり個人差があります。このような個人差のある膠原病の治療方針をどのように決めるのか、私の体験をもとに紹介します。 【膠原病の特徴】 膠原病は、症状が「全身」に出るというところが他の病気と特徴的に違うところです。例えば肺がんは脳に転移しやすい特徴がありますが、転移しなければがん細胞は基本的に肺で増殖し、息が辛くなります... -
冬に採血する日の服装
外来受診関節リウマチ患者は外来受診前に採血して、診察室では関節の状態を見せるために衣服を脱ぐときがあると思います。こんなとき、冷え予防が必須の私たちの冬の服装はとても迷います。着こんでいくと、採血の時に腕を出すのが大変だし、診察室で脱ぐのも大変。ゆっくりしたらいいのですが、混んでいるとなんとなく焦ってしまう。医師も看護師も患者さんに「速くして!」って思わないので大丈夫なんですけどね。 私は肩関節が腫れたり、肩関節に注射しないといけないときなどは、オールシーズン、タンクトップ+前... -
主治医とのサヨナラは突然に
外来受診膠原病患者にとって長い付き合いの主治医が変更になる時はかなりショックです。慢性病は一生のつきあいで、良い時も悪い時も繰り返しながら、主治医と試行錯誤、二人三脚で治療を継続しているからです。 さあ、3月は別れの季節です。主治医とのサヨナラが突然やってくるリスクが非常に高い。特に大きな病院、大学病院や医療センターなどは、一つの大きな企業と一緒で人事異動があります。主治医の中には退職して開業する人もいるかもしれません。 昔外来の看護師は、先生の後ろに立って診察の補助をしていま... -
外来の主治医を変更したいとき
外来受診膠原病の患者にとって外来主治医との関係はとても大切です。慢性病は長い付き合いになりますし、膠原病患者は症状の個人差が大きいため、自分の病状経過をよく知る医師に治療してもらえると安心ですよね。逆に、主治医との関係がうまくいかない時は悩み倍増で、主治医を変えたいと思うのも無理ありません。町のクリニックであれば、ある程度自分で探して病院や医師を変えることができるでしょう。それは比較的病状が軽く、クリニックで対応できる状態だからです。でも大学病院など高度専門治療を必要とする病院... -
かかりつけ医をもつメリット
外来受診膠原病の場合とくに複数の病院を受診しているかもしれませんが、今日はかかりつけ医をもつメリットについてご紹介します。 【複数の主治医がいる理由】 膠原病は全身に合併症を起こすので、複数の診療科や病院にかかっている人も多いはずです。例えば関節リウマチの患者さんは、間質性肺炎を合併して呼吸器内科にかかったり、皮膚潰瘍で皮膚科にかかったり、関節の変形が非常に強い場合は整形外科にかかっている人もいます。それは悪い事ではありませんが、誰が「中心となる主治医」ですか? 【膠原病の主治... -
好きなドクターにかかる方法
外来受診自分がネットで調べたドクターにかかりたい。それが必要か、可能か、かかりつけ医と相談してください。しかし、私はまさに今、整形外科の肩先生にかかりたくて仕方ないです。どうしたか、知りたい人はどうぞお読みください。 私の場合、関節リウマチは大学病院に主治医がいます。整形外科も連携していて、大学病院の肩先生と足先生に文字通り肩と足を専門的に診てもらっていました。肩先生への信頼は絶大です。先日肩から骨が飛び出してきているのを発見したのです、幼馴染の理学療法士にみてもらったら、骨で... -
大きい病院で紹介状がいる理由
外来受診膠原病以外で新たに不調がでて病院に行きたい。口コミで聞いた有名先生に診てもらいたい。誰しも思うことですよね。大きい病院の受診に紹介状が必要であることは、だんだん周知されてきました。「なんでやねん!めんどくさいな!」と思いますが、これは国が定めているシステムですので上手に使ってほしいと思います。 いわゆる大きい病院(**医療センター、**大学病院など)は高度な医療を提供するために、専門的な訓練を積んだ医師が勤務し、検査機器も制度の高いものが揃っています。「めっちゃいいや... -
外来受診前の準備
外来受診外来受診の前に「準備」する人、あまりいないかもしれませんね。今順調ならあえて準備する必要もないと思います!私はよく主治医に質問し忘れますし、1か月もあると体調の変化も忘れがちなので、ちょっとだけ準備していますのでご紹介です。 【昔の準備内容】 今も昔も主治医に話すことは事前に携帯電話のメモに全部記録することにしています。最近はメモ機能も充実して、左下の赤丸部分を使うとTODOリストにもなります。昔のメモはこんな感じでした。 【今の準備】 私の準備項目は大きく3つです。 前回受診... -
大学病院の外来日時は変えられる
外来受診「毎月1回、月曜日の午前中に外来受診です。仕事があって困るんだけど言い出せなくて…」と悩んでいませんか?いつも決められた曜日と時間、いつも主治医が次の予定日を決めてしまう。忙しそうだし、「あ、はい」と言ってすませてしまうことありませんか? 【外来受診日は変更できる】 早くて確実な変更方法 外来受診日時は変更できます。しかも診察室で主治医にいうほうが簡単で早いです。もし検査予定がある場合は、その検査結果が出るころを見計らって外来受診日を決めるので、都合が悪い場合はその場で主治医...
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