【体験談】リウマチの初期症状:診断されるまでの症状

 関節リウマチの初期症状は教科書通りではないときもあります。確定診断まで長い時間をかけて進行した症状の体験談を紹介します。

目次

関節リウマチの初期症状

 関節リウマチは関節の腫れやこわばりなど主に関節症状が出る病気ですが、実は関節外症状といって他にも症状がたくさん出ます。私の場合、振り返ってみると関節リウマチと診断されるまでにいろいろな症状が出て、診断までに20年くらいかかりました。関節リウマチは膠原病の中に分類されますが、膠原病の多くは原因不明なので私の昔の症状が全て関節リウマチの初期症状であったかはわかりません。ただ、最近の研究では多少は遺伝的要素や環境要因などに原因があるとわかってきましたので、おそらく膠原病を発症しやすい体質であったのだろうとは思います。今回は診断までの長い年月で出た症状についてご紹介します。

関節リウマチと診断されるまでの自覚症状

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6歳~20歳(虚弱体質)

 小学校入学時の健康診断で尿検査にひっかかり、検査・入院をへて腎臓が弱いとわかる。これは近代医学的には膠原病との直接的関係はありません。でも体育はドクターストップ、高校の朝練はしんどくてできないしで体は弱かったです。だから成人後に、膠原病によくある「疲労・倦怠感」が出ても特別な症状とは思いませんでした。

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20代前半(膠原病疑い)

 足首が腫れ、くるぶしに大きなできものができガングリオンと診断される。その時の採血検査で「膠原病の数値が高いけれど、ギリギリ診断がつかない数値です」と言われるも特に治療せずに経過する。今思えばこのころから膠原病のケはあったのかもしれない。

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20代後半(関節リウマチの超初期症状?)

 ジムでエアロビクスをすると足首が腫れるようになり、高齢者クラスに通っても痛いのでジム通いをやめる。高熱はでないけど熱っぽいことが多かった。膠原病や関節リウマチのことを知らなかったので受診もせず、当時は携帯電話でgoogleは使えなかったから調べもしなかったですね。時代(笑)

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30代(関節リウマチの初期症状)

 定期的な運動はしなくなったのに疲れやすくて休日は全部寝ていました。冷えると腕の皮膚が痛くてだるくなり、インフルエンザでもないのに関節のふしぶしが痛むようになりました。失神を繰り返すようになり、脳外科・精神科・耳鼻科・内科などいろいろ受診して2年がかりでやっと「神経調節性障害」と診断されて薬を1年内服したら治りました。今も自律神経のバランスをとるのが苦手なんだなと自覚して注意しています。その後、部屋の照明をつけていられないほど眩しくて目があけられなくなり、パソコンもうてなくて、乾燥で角膜がボロボロになっていると判明。このころから初めて花粉症になり、風邪もひきやすくなりました。何を食べても美味しくなくて食欲はなく下痢気味で過ごしていました。

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40代(関節リウマチと診断)

 40歳のとき指の付け根が激痛でペンが持てないくらい赤く腫れたので整形外科を受診したところ採血結果で関節リウマチと診断されました。毎日ほとんど下痢で、風邪をひきやすく咳喘息を繰り返しました。天候によっては膝関節が痛くて歩けず杖歩行して、朝は足の裏がこわばって転倒するようになりました。肘や肩関節が痛くて注射を打って仕事にいき、1年間痛みのために寝不足で過ごしたこともあります。大学病院に通院して内服していても体調が安定するまで5年は試行錯誤が続きました。

関節リウマチの診断が遅くなる理由

全身に症状が出るので複数の診療科を渡り歩きやすい

 長い経過を振り返ると、軽度の関節症状や、関節外症状として微熱・倦怠感・食欲不振・目の乾燥などの症状が出ていたかもしれません。でも患者は普通、倦怠感や食欲不振だけなら病院に行かないし、皮膚が痛ければ皮膚科、目が乾燥して痛ければ眼科に行くなど、体のパーツごとに受診するので、医師も一つだけの症状をみて「膠原病かもよ?」と気づきにくいです。患者さんたちに聞いても診断がつくまでの自覚症状は様々で、自覚していなければ見過ごしている症状もあるかもしれません。

健康診断の採血結果で膠原病はわからない

 普通の健康診断の採血結果では関節リウマチだけでなく膠原病の診断に必要な数値はわかりません。ですから私の過去の症状も精密検査していないので膠原病の症状だったかは不明です。

更年期は関節痛が出るので判別が難しい

 振り返ると昔から関節痛の症状がありましたが、私は更年期が早い家系なので、更年期の関節痛と重なった可能性もあります。激痛になって初めて受診して診断がつきましたが、いつから関節リウマチが始まっていたかは謎のままです。

早期発見のために患者ができること

 関節リウマチに限らず膠原病は診断がつくまでに長い期間がかかります。いろいろな診療科・病院を渡り歩いて、患者さんにとっては「たらいまわしにあった」「誤診された」と思う経験をお持ちかもしれません。症状が多彩で、日常生活でよく起きる疲労や関節痛などは患者さん自身も症状だと気づかないことが多いため、「精密検査」にたどりつくまでに時間がかかるのだと思います。私は特別な病気の早期発見のためにもかかりつけ医(ホームドクター)をもつことをお勧めします。かかりつけ医に「こないだ目が乾きすぎて眼科にいった」「最近関節のふしぶし痛むけど歳かな」「なんか熱っぽい日が多い」などこまめに話していると、医師は長い経過で全身をみていますので異変に気付きやすいです。かかりつけ医をもつことのメリットや治療方針の決定については別記事にまとめましたので参考にして下さい。

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