「毎月1回、月曜日の午前中に外来受診です。仕事があって困るんだけど言い出せなくて…」と悩んでいませんか?いつも決められた曜日と時間、いつも主治医が次の予定日を決めてしまう。忙しそうだし、「あ、はい」と言ってすませてしまうことありませんか?
外来受診日は変更できる
早くて確実な変更方法
外来受診日時は変更できます。しかも診察室で主治医にいうほうが簡単で早いです。もし検査予定がある場合は、その検査結果が出るころを見計らって外来受診日を決めるので、都合が悪い場合はその場で主治医と相談するのが一番得策です。後日電話で変更しようとしたら、電話が通じなくて待たされることのほうが多いです。特に大学病院など大きな病院は通院患者さんの数が多いので、変更も問い合わせもとても多く、電話がつながりにくいのです。(関西だけ?)
受診日の変更時に考えるべきこと
- 同じ主治医を受診するのが鉄則
- 予約と同じ日の時間だけ変更するもあり
- 同じ主治医で違う曜日を受診するもあり
例えば、いつも受診している曜日や時間以外で、自分の主治医が診察していないか聞いてみましょう。もしくは主治医にこだわりがないのであれば(または主治医を変えたいときも)、今の曜日と日時が仕事や家庭の事情などで都合が悪いことを伝えて、来れる曜日や時間を相談してみてください。私の近くの病院は、月曜日・火曜日・金曜日に関節リウマチの医師がいて、火曜日は午後もあります。このように1週間のうちで違う曜日に関節リウマチを診ている医師が他にもいたら、その先生に変更して病状や治療を引きついでくれます。
平日受診が無理な場合、ダメもとで相談
大学病院などの大きな病院は基本平日受診ですが、どうしても平日仕事で無理な場合がありますよね。稀ではありますが、主治医が近くのクリニックなどに出向して診察していることがあります。「病状も安定してきたし大学病院じゃなくても大丈夫だから、クリニックで夜か土曜日に診察しましょうか?」となるパターンもあります。もしくは夕方や土曜日に診察できる病院を紹介してくれることもあります。
受診を継続できることが一番大切
昔、企業で働いていた時の上司は持病で毎月通院していましたが、会社に遅刻しないように朝8時から受診して9時すぎに出社していました。主治医に頼み込んで特別診察枠だったみたいです。昭和の時代はたとえ通院でも毎月遅刻するのは印象が悪かったのでしょうね。今は時間休暇やフレックスタイムなども取りやすい時代になりましたが、働いている人は無理して受診しているかもしれません。SLEや間質性肺炎などかなり専門的な診察になる場合は主治医の担当日が固定されているかもしれませんが、お悩みの方は、事務・看護師・主治医、誰でもいいので一度ご相談下さい。
診察室で日時希望を言われる方も、けっこういらっしゃいます。ちなみに主治医の変更もセカンドオピニオンも、「なんか先生に悪い気がして…」と患者さんが悩むほど医師は気にしていません。なぜなら医療現場では患者さんが良いと思う選択が尊重されるからです。
一番大切なことは、患者さんが納得して治療をうけること、そのために生活のなかで受診を継続できることだと私は思います。