中医学– category –
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ガリのレシピで冷え予防
中医学新生姜のガリの簡単レシピで夏の冷え予防を提案します。 【夏は胃が冷えやすい】 年々猛暑が続き、夏にクーラーの効いた場所で冷えたものを飲食する機会が増えました。クーラーの効いたところで体に冷たいものを取り続けると胃腸が冷えますので夏も注意が必要です。特に関節リウマチ患者さんは自分の身体が冷えていないか時々チェックして、冷えすぎを予防しましょう。 私の冷えの目安 胃やお腹の肌を触ると冷たい すぐ形が崩れるほど便が柔らかい よく下痢する 夏野菜は夏に取れるだけあって、私たちの身体の... -
中医学の視点から、春の薬膳タケノコ
中医学新緑季節ですが寒暖差があり肌寒い日のある季節です。今日は初夏目前の春の季節の薬膳についてご紹介します。 【春の養生と膠原病患者】 私見ですが、膠原病患者にとって体調の自己管理が一番難しい時期は、春の終わりから梅雨明けまでだと思います。なぜなら忙しい時期で疲れやすいのに、気候変動が激しいことを忘れて自己管理を油断しやすいからです。3,4月は年度代わりで気ぜわしく5月は連休で公私ともに疲労が蓄積しやすいです。一方で、春は寒暖差が激しく風は冷たく連休が明けると梅雨になるため、体調... -
中医学の視点から、疲れを癒す睡眠時間
中医学新年度が始まり緊張が高ぶる季節となりました。冬から春になり体を動かす頻度も増えて疲れやすい時期ですので、疲れを癒す睡眠時間について紹介します。 【関節リウマチ患者に疲労が大敵な理由】 関節リウマチのみならず膠原病は自己免疫性疾患であるため、そもそも疲れやすいです。健康な人でも疲れがたまると免疫力がおちて病気にかかりやすいのに、もともと免疫系が弱い私たちは疲れやすく免疫が落ちやすく病気にかかると急激に悪化する危険があります。ですから日々の疲れを睡眠でしっかり回復させましょ... -
中医学の視点から、風邪予防に首を温める
中医学春になり寒暖差の激しい季節となりました。風邪をひきやすい季節ですので、中医学の視点から風邪予防・風のひき初めに温めるツボを紹介します。 春でも冷え予防する理由 関節リウマチ患者にとって体の冷えは大敵です。なぜなら体の冷えが関節痛を強くし、冷えるとすぐ風邪をひいて全身状態が悪くなるからです。関節リウマチに限らず膠原病患者は自己免疫性疾患であるためもともと自分を守る免疫システムがうまく働きませんし、免疫抑制剤やステロイドの内服で免疫力がさらに低下しています。ですから風邪をひ... -
春の冷え予防と肝臓に良い薬膳
中医学桜の開花で春の訪れをより一層感じるこの頃ですね。4月も目の前ですが、まだまだ寒いです。中医学的には、春は寒暖差が激しく、気温は低くて湿度が高く、風が強く吹き風邪(ふうじゃ:風による邪気)の入りやすい季節です。風邪(ふうじゃ)は一年中存在しますが風の強い春に体を襲いやすく、風は軽い性質なので体の表面に病気を引き起こしやすいです。ですから春は体のかゆみ・湿疹などの症状が出ます。また風だけあって首から上に症状を出す病気も引き起こしますので、頭痛・鼻水・鼻づまり・のどの痛みなど、... -
関節リウマチと中医学の鍼灸治療②
中医学昨日の続きで、関節リウマチで鍼灸治療を検討している方のために情報提供として鍼灸治療の体験を書いています。 日本の鍼灸 日本の鍼灸院では腰痛やひざの痛みなど整形外科領域の患者さんの痛みをとるために針を打つところが多いです。今は全身の状態ときには病気を見極めて弱ったところにアプローチする鍼灸師も沢山おられて、私も中医ではない先生に針を打ってもらったことが何度かあります。例えば咳喘息が止まらない時に耳鼻科の先生は手に鍼灸をして一時的に咳をとめてくれました。腰痛がひどかったとき... -
関節リウマチと中医学の鍼灸治療①
中医学関節リウマチの主要症状に関節痛があります。鎮痛剤である程度緩和されていても慢性的に痛みがある場合は、痛みによって体が疲れ切っていたり、倦怠感が強くなることがあります。そのため鍼灸院に行く人もいると思います。私は幼いころからホームドクターが中医(中医学の医師)だったため、漢方薬や鍼灸を健康維持に取り入れることに抵抗がありません。今日は長年鍼灸治療を受けてきた患者として経験を紹介します。 針を刺すと痛いのか 鍼灸の針はツボにさすので採血のときのような痛みはありません。今まで... -
中医学はインチキ療法なのか?
中医学膠原病の中には難病の方も多くおられ、現在治療法がないために代替療法として漢方薬や鍼灸治療を受ける方もおられることでしょう。その中で時折耳にするのは、東洋医学(いわゆる漢方薬治療や鍼灸治療)はインチキ療法なのかという不安です。私は日本で一般的に東洋医学と言われるこれらの治療を、「中医学」として40年以上経験してきました。そして私見ですが中医学はインチキ療法ではなく医学です。 あえてインチキ療法と表現したのは、「全く効果がないのにあたかも効果があるようにみせかけている嘘の治療... -
みかんの皮で咳止めを作る
中医学冬のスーパーにはみかんが沢山出ていますね。私は果物が大好きですがミカンをあまり食べません。でも咳止めを作るためだけに、渋々旬のミカンを食べています。ミカンの皮が欲しいからです。 小さいころからホームドクターが中医学の医師(いわゆる漢方医)だったこともあり、漢方薬を生活に取り入れることに抵抗がありません。最初の中医学の主治医は名医でした。脈をとり(脈診)、舌をみて(舌診)、体を触診し、漢方薬を決めます。煎じ薬(自分でお湯で煎じる)のときもあるし、散薬(粉薬)の時もありまし... -
生姜を飲んで冷え&痛み予防
中医学日本では生姜湯という粉末を買うことができますね、よくスーパーで見かけます。生姜は血行をよくして体を温め、炎症をやわらげるので関節痛にも効果があると言われています。できれば生のエネルギーのある状態で生姜を使ったほうがいいと思うのは私だけでしょうか? 私は小さいころからホームドクターが中医学(東洋医学)の医師だったので、かれこれ40年ほど漢方薬を飲んで暮らしてきました。その中で、中国に留学して中医学を学んだ日本人医師や、中医免許をもつ鍼灸師や、中国人医師にも巡り合ったため、日...
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