冷え性の方は春の洋服選びが大切です。関節リウマチの方も1年中冷え対策が必要ですので、今日は冷え対策として春の服装の注意点やお勧めファッションを紹介します。
冷え性にとっては、春も「冷える季節」
春は気温が上がるので油断しがちですが「冷えます」!太陽の日差しを浴びていない限り、体感温度は寒いですよね。日陰や屋内にいると肌寒い時もあります。そして春は風があるので冷えるのです。ですから、他の人がどうだろうと、自分の体温が低めの人(36℃ない人)や、冷え性で触ると皮膚がひんやり冷たい人は、まず冷えないようにしてください。まず自分の体温を奪われないようにすること、次に保温です。
冷え性の春の服装
私は次のようなことに気を付けています。
- 半袖で肌を出さない
- 風が通る服装をする
半袖で肌を出さない
肌を出して直接風に当たると皮膚は冷えますので、体温を奪われます。ですから半袖を着るときは上にカーディガンを羽織るか、二の腕までのアームウォーマーを使います。もともと半袖を着ない方は、長袖Tシャツの上に薄いカーディガンか半袖Tシャツを重ねて体温調整すると便利です。ポイントは肌を露出しないことです。
特に湿度が高い日には肌を露出させないほうがいいです。じんわり汗をかくと、汗が蒸発するときに体表の熱を奪います。汗冷えですね。半袖だと汗で濡れた肌が直接空気に触れるので、蒸発するとき体温を奪われます。長袖にして汗を吸い取ってもらい、できるだけ皮膚表面に水分がとどまらないように工夫することで、熱を奪われない=冷え予防になります。
風が通る服装をする
私は長袖シャツのスタイルが嫌いなので長年この格好をしてきませんでした。でも、湿度の高い日はとくにインナー&長袖シャツが、一番快適です。シャツは綿か麻がお勧めです。なぜならちょっと汗をかいても吸い取ってくれるし、長袖なのでパソコン打つ時に机に腕が触れていても冷えないし、シャツの中に適度な気流が生まれることで皮膚もシャツも乾きやすく、結果、快適です。
今までは、更年期で尋常ならぬ汗をかくのでmont-bellの速乾性の高い長袖Tシャツを愛用していましたが、最近はおさまってきたので、タンクトップ&長袖シャツにしてみたら快適です。体温調節が上手くいきますね。やはりインナーがぴったり肌に密着していると、どうしても体の余分な熱が外に逃げにくいので、しんどいです。春は湿度も高くなってくる季節なので、洋服の中に少しだけ風を通すほうが、熱中症対策にもなるしお勧めです。(そして夏は冷房&日焼け対策で半袖を着ないから、結局年中長袖でいいじゃん?って最近思ってる)
冷え性にお勧めのインナー
冷え対策(体の熱を奪わせない)の次は、保温です。冷え性の方は特に保温(温める)も大切です。自分で体温を作り出せない人がいるからです。ですから春は保温目的のインナーと、冷え予防のシャツがいいな~と思っています。私のお勧めは次のようなインナーです。
- タンクトップ型で肌を覆う面積が広い形
- 100%ウール(超寒がりさんは無印のを年中着ているらしい、私は5月は無理です)
- シルク(年中暑すぎず冷えすぎず調整してくれるので最高)
- 綿&シルク(内側だけシルクもよく販売されている)
関節リウマチの場合は手首・肘・肩関節の保護も大切なので、やはり長袖やアームウォーマーはおすすめです。