2月編集後記

 この記事でちょうど60記事となる。気楽に始めたつもりが難しいことだらけで、サーバー、ドメイン、CMSから始まり、テーマ、プラグイン、SEO対策などホームページを立ち上げて記事を入力するまでの「家作り」に時間がかかる。このご時世、無料ブログにするメリットも少ないが、毎月のサーバーレンタル代金とテーマの買取料金など運営費についても複数吟味する必要があり、なかなかと勉強になった。

 英語が堪能ではないのに個人で海外旅行に行く私は、昔から現地の交通機関や店の情報収集のために海外在住日本人のブログを読む習慣がある。そのためか、Facebook、linkedin、Twitter、InstagramなどのSNSも日本で流行する前から知っていたが1つも使いこなせたことはなく、2023年やっとInstagramのアカウントを取得した。おかげでオワコンと言われて久しいblogにも医療面では十分需要があるとわかった反面、何かを伝えたければSNSでの宣伝が必須であるとも知った。新しい発見は、SNS上で「看護の専門性は可視化されにくい」ことが明確になったということだ。医師は解剖生理学や治療、薬剤師は薬効、理学療法士は解剖とリハビリ方法など発信内容が狭く深い。看護は臨床看護師の悩み事や診療補助業務内容の発信が多いが、療養上の世話の発信はないに等しい。全体数に占める療養上の世話の発信じたいが少ないうえに、その発信のほとんどを介護職に譲っている。私たちの専門性を言語化し可視化する難しさを痛感させられた。そんな中、未だ支援の行き届かない重症心身障がい児の訪問看護の現場を、動画配信する看護師がいた。暴れてケアできず安全確保のためにやむなし羽交い絞めになる動画が世界に配信されている。動画をみれば誰しも深刻な現状と支援の手が必要であることに納得するだろう。一方現実世界では、幼馴染のPTが知り合いの看護師たちと一緒に訪問看護ステーションを立ち上げ、看護師は障害児とその家族のケアを支援するために資金調達方法を思案中だという。中年おばちゃんたちも更年期で汗をかきながら奮闘中で励まされるばかりだ。 

 50歳目前にして試行錯誤のWeb生活だが、このサイトも毎日の隙間時間に読める分量に短縮して改善しながら続けていけたらいいと思っている。他のサイトで詳しく述べられている疾患や治療の情報をどこまで専門的に書くか、いつも悩みながら長くなり反省しかり。目下の悩みは写真撮影で、SNSで5割増しの自分を出すのは当たり前だそうだが、なにぶん忙しい生活の一面を切り取るため、写真撮影のために掃除したり毛玉を取ったり私の肌を保湿したりできるはずもなく、もうめちゃくちゃになってきた。でも今フランスでは盛れないSNS「BeReal」が大人気だそうなので、先取りということで許してもらおう。

 いつも応援してくれる友人・知人たちに、いつも勇気をくれる全国で頑張る看護師たちに感謝。

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