5月編集後記

 ゴールデンウィークが終わると、たいてい体調不良になる。今年は気温のアップダウンが激しく、気圧の変化や、湿度の変化も大きかったので、病弱な人にはつらかっただろうと思う。もれなく私もそうで、けっこう寝込んでブログを更新できなかった。

 5月にずっと考えたことの一つにSEO対策がある。リウマチ患者にこのブログ情報を届けるにはどうしたらよいのか。素人ながらに勉強してみたが、そう甘くはなかった。でもブログのテーマは、TOPページにあるように、「心地よく、楽しく、自分らしく」暮らすことの手伝いだ。自分がしんどい時はこれもご愛敬なのかもしれない。ぼちぼち届く人に届けるスタンスで息長く続けていけたらいいなあ。

 病気の自己管理の重要性は、これまでよりも高まっている。なぜなら人口が減っているからだ。これに伴い医療職も減少するため、今までのように、おせっかいかな?くらい手厚い医療は期待できない。少ない人数で多い患者を看ることになるからだ。「病院にいけば何とかしてくれる」という感覚ではもはや病気は治らず、自己管理が悪いと悪化する。人口減少の波はすでに病院を襲い始め、現場の看護師不足は特に関西・関東で深刻になり、働く看護師がその悲惨さをひしひしと語るまでになった。SNSには「看護師やめたい」「看護師しんどい」が良く目につくし、他職種に転職する人も昔より増えてきた。しかし一般の人の目につかないが、実は看護師たちは自分の看護への誇りや情熱を語らせると、夜が明けるほどに語ってくれる。そして今十分にできていない、もっとこうしたい、と悔しがっている。この想いで現場の医療が成り立っているかと思うと、頭が下がる。医師も同じで、外来では十分な時間が取れないからといって、SNSで個人的に健康管理の方法について詳細に発信する人もいる。市販薬の使い方、病院に緊急で駆け込むときのサインなど様々だ。でもこれは本来医師が診療点数をとって、自分の労働対価として患者に請求するべき質の高い内容である。でも「人も時間も足りない」だから自分の寝る時間や通勤時間を使って投稿しているのだ。

 だから、患者さんが自己管理を上手にできるように、読みやすいブログにしないとな…と、いつもの長い文章を見直す5月だった。

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