関節リウマチの冷え予防とベッドの位置

 関節リウマチの患者さんにとって、冷え予防は重要です。夜間・明け方に冷えないように寝室でできる工夫のひとつとして、ベッドの位置があります。部屋の中で一番温かい位置にベッドを配置すると体の冷えは全く違います。今回は私の自宅を例にとって冷え予防に良いベッドの位置を検討してみましょう。

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部屋の中で一番温かい位置を探す

 今の寝室は自宅の中で一番寒い北東角部屋です。窓も2つありますので、どこにベッドを配置するべきか2週間試行錯誤しました。部屋のなかでも家の中心側が一番温かい位置です。私の場合、西と南には部屋があるので赤線の壁はマンション内部に面した温かい壁です。マンション内部側や家の中で隣の部屋と接している壁の面は一番暖かい位置です。

 でも私には問題がありました。エアコンをつけて寝るので、どう調整しても微風ですが風が当たります。頭の方向も4方向で変えてみたけど、喘息があるためすぐ反応して咳がでるので熟睡できません。建物の構造上エアコンを動かすことはできないので、自分が動くことになりました…。皆さんも色々な理由で、一番温かい位置を断念せざるをえないかもしれません。

第1候補が無理なら、冷え予防を徹底する

 もし一番温かい位置にベッドが置けない場合は、第2候補の位置で徹底的に冷え予防をしてください。私の場合は結局、意に反して外壁側にベッドをおくことになりました。寒い壁側にベッドを置く場合のコツは2点です。

窓からの冷風対策は必須

 頭側はベッドフレームがあるので掃き出し窓からの冷気を断熱できます。掃き出し窓に全面結露冷感シャットアウトのシートを張りました。足元は出窓から冷気がくるので、電気毛布を足元に敷いて寝ています。

外壁にベッドを密着させない

 意外にも壁にベッドをピッタリつけている家は多いです。でも壁が外側の壁だと、内側の壁よりも体感温度は寒いですし、実際壁は冷たいです。断熱材がしっかり入ったお家だと安心ですが、古い建物だと外壁側は寒いので、仕方なくこの位置になる方は壁にベッドをピッタリつけないようにしたいですね。

 壁とベッドの間に断熱パネルや防音パネルを立てると良いというレビューもありました。喘息持ちなので寝室にホコリのたまるものを置けない私は試していませんが、冷え予防としては効果がありそうな気がしますね。

忘れてはいけない優先順位

 関節の変形や、痛みが多い場所によっては、ベッドの左右どちらに降りるかを考慮する必要があります。冷え予防も大切ですが、ベッドから降りれないと意味がないので、杖や車いすを使用されている方は移動に十分なスペースが取れることもポイントです。まずは「安全に生活できること」が第一優先です。冷え予防しても危険で命を落としては意味がありませんものね。

 こうして私は家の中で一番寒い部屋の、一番寒い位置で寝ることになり、すごーーーーーく腹が立ちました。そして冷え予防のためにエアコンを買い替えることになります。次はそのエアコンについて書きます。

 みなさんはベッドはどこに置いていますか?今より暖かい場所に移動できるならいいですね。

 

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