関節リウマチ患者さんにとって冷え予防は重要です。できれば自宅のなかで一番温かい部屋の、一番温かい位置にベッドを置けたら最高です。夜間・明け方は冷えますし、起床時に関節のこわばりのある方は就寝中に関節を冷やさないほうが得策です。冷えると痛いので睡眠の質にもつながりますね。
とはいえ実生活はそんなに都合よくいきません。私も理由あって一番寒い部屋にベッドを配置するはめになりました(めっちゃ嫌 。そのためエアコンを買い替えて室内環境を改善することにしたので、その経緯でわかったことをご紹介します。
エアコンの選び方
電気代金高騰 VS 省エネ率
エアコンは高価なので購入には勇気がいります。私は電気屋さんで昨年版と今年版の性能と電気代を説明してもらい、納得いくほうを購入しています。どうしても欲しい性能があれば今年版ですが、変わらなければ型落ち版にしています。ただ昨今電気代が高騰していますので今回は省エネ率も考慮しました。昨年版と今年版でエアコンの値段は2万円違ったのですが、この差は2年くらいの電気代で回収できそうでしたので省エネの新型を選びました。セール時期は毎年少しずつ違いますが、意外にもシーズン真っただ中に去年のものが安くなることが結構あります。エディオンカードをもっていて保証期間延長が無料なので5千円以上の家電は常にエディオンで購入です。
必要な機能を吟味する
私は、冷暖房に加湿をプラスでき、除湿・換気・空気清浄機・フィルター自動お掃除がついているダイキンうるさらXを愛用中です。これを導入してから体調がとても楽になり、室温とくに湿度調整が関節リウマチにとって重要であることを実感しています。数年前に節約して部屋の広さに合わない安いエアコンを購入したら、温まらないし、結局温度設定をあげて使うので電気代は跳ね上がるし、エアコン自体も頑張ってフル稼働するのですぐ壊れました。そこに加湿器やパネルヒーターをプラスするので手間暇かかって仕方ないです。ならば高くてもしっかり効果がある1台ですますほうが、電気代も節約、他の家電のセットやお掃除の労力&時間節約、体調良好で良いことずくめでした。
設置場所による弊害
直風による冷え・乾燥に注意
さて、新たな寝室にもうるさらXを導入しましたが、問題発生です。一番温かい位置にベッドを置くと、どう調整しても微風が体に当たります。少しのことですがリウマチ患者は夜間に関節を冷やすと明け方のこわばりが強くなりますし、体の冷えは体調悪化原因になりますのでエアコン設置場所による弊害対策は必須です。また直風は乾燥しますので膠原病患者さんは粘膜症状が多いため、これも注意が必要です。
風よけパネルは自動運転を制御するリスクあり
私は喘息があるので微風でもすぐ反応して咳込んでしまうため、Amazonで2000円くらいの風よけパネルを設置しました。これ優秀な商品でしたが、うちのエアコンだと吹き出し口とパネルの間に空気が滞留してしまうのです。ちょうど図の青い風マークの部分です。
そこの温度が上がるとエアコンが自動で運転制御してしまうので、室内を温めるためにはいつもより高温多湿設定にしないといけません。電気代が跳ね上がるので2週間試した挙句、ベッドの位置を移動することにしました。エアコンの風の向きによっては大丈夫な場合もあったので、これは私のエアコンの大きさや寝る位置の都合によるものだと思います。みなさんも風よけパネルは購入前の吟味が必要かもしれません。
電気代
2023年の夏は3LDK72m2全室を開放して24時間1か月リビングのエアコンをつけっぱなしで生活しまして月2万円以下でした。室温は21度湿度は40%設定だった気がします。長期で留守にしない限り、つけたり消したりするのとさほど変わらなかったです。冬は今計測中です。デロンギパネルヒーターももっているのですが、最近のエアコンは本当に省エネなので、説明書を読んで比較するとパネルヒーターのほうが電気代は割高でした。
結果的に、エアコンで室温湿度は快適だけど、ベッドの位置を移動したので窓の隙間風と壁の冷たさが私をじわじわ冷やしてくることになりました。次は窓の隙間風対策にとりかかります。
みなさんも寝室が快適な室温湿度に調節できるといいですね。全然違うので飽くなき調整を応援しています!