関節痛と気圧は関係がある
関節痛や頭痛や倦怠感が気圧と関係していることは有名です。2014年の京都大学の研究では、気圧が低いほど関節の腫れや痛みが強くなることがわかっています。でも炎症反応の数値とは相関しなかったそうですので、採血結果が悪くなくても患者さんの訴えている症状は気のせいではないと言えますね。最近では気象病、低気圧不調などの言葉を目にするようになりました。患者さんは「雨の前の日がわかる」「台風が来るのがわかる」と言って、数日後「当たったな~!」なんて言われてましたが、預言者ではなく体が気圧に反応しているんですよね。私は気圧も湿度も気温も関係していると感じています。最近はどんなことがわかってきたか、研究論文読んでみたいですね。(誰か読んで教えてくれるともっといいけど)
気圧を見越した体調管理方法
天気予報をチェックする
私は気圧が低いと片頭痛で吐いてしまうので、天気予報は毎日まめにチェックしています。アプリを携帯に入れてからは事前に鎮痛剤を内服するタイミングがわかるようになり、かなり楽に生活できるようになりました。以前は頭痛が強くなってから内服していたので効いてくるまで時間がかかるし、効くまでに吐いてしまっていたからです。
どんなアプリかというと、「頭痛ーる」の無料版で、時間ごとの天気・気温・気圧がわかり、気圧変化は予測をグラフ表示してくれるのでわかりやすいですね。内服記録も残せるので、主治医にも相談しやすいです。
まずモニタリングして自分の傾向を知る
使い始めはどんな時に頭痛がひどいかモニタリングするのに使っていました。警戒マークや急上昇の時には90%の確率で頭痛がひどいとわかったので、事前に鎮痛剤を飲むようになったというわけです。他にもいろいろアプリがあるので、低気圧に悩まされている方はリサーチしてみてください。
自分の傾向に合わせて生活の予定を立てる
天気予報は毎日確認して、自分が体調不良になりそうな時を予測して予定を立てています。私の場合、雨雲が日本海を通過するときが一番体調が悪い気がします。その次は太平洋を通過する時です。関西を大雨が直撃の時は意外にそこまで辛くありません。じめじめシトシト、どんより雲の日は、寝転んでいたいです。だから雨雲レーダー予報をみて「そろそろ近畿に近づくから水曜日以降の仕事はかどらないな~」と思ったら前倒しです。いつ体調不良になるかわからないため、迷惑がかからないように他者が絡む仕事は基本的に前倒しです。飲み会、お食事会、大切なプレゼン、ジムに行く…など体力気力が必要なイベントは、天気予報と相談するといいかもしれませんね。