関節リウマチは手足の小さな関節が変形しやすいです。そのため今日は足の変形をきたさないためにも足の冷え予防の靴について紹介します。
関節リウマチ患者の靴選びが大切な理由
足は意外に注目しづらい場所
足は日中触ることがないので、どのくらい冷えているか自覚しにくいため、日ごろからバッチリ冷え対策をしたいところです。冷えていると知っていても、その時すぐに対策するのが難しいですよね。そのため、靴はとても大切なアイテムです。
リウマチ患者は足トラブルを起こしやすい
靴選びが大切な理由は他にもあります。関節リウマチ患者さんは関節痛のある場所をかばって歩くので、歩く姿勢が崩れやすく足の皮膚トラブルを起こしやすいです。また、アーチの崩れるリスクが高く、足の指の関節炎が続くと外反母趾や内反小趾になりやすいため、さらに歩く姿勢は崩れやすくなり靴選びはますます難しくなります。足トラブルは多くの誘因が重なっているので一概に言えませんが、私たち関節の弱い人たちにとって靴選びが重要なことは明白です。今日は足のアーチや靴擦れなどは他に譲り、足が冷えて血流不足になり関節痛をおこさないために、冷え対策に絞ってお話します。
冷え予防の靴
夏以外は全部足を覆う
私が注意している冷え対策の靴選びポイントは、ずばり「暖かい素材で足を全部覆っていること」です。恥を忍んで玄関の写真を出しますが…夏はサンダルをはくので、写真は夏以外の靴の一例です。
最前列…春、2列目…秋、3列目…冬です。革のパンプスは仕事で必要なときだけ履きますので、看護師の時は履かない、教員のときは授業や外部の仕事の時だけ履きました。教員のときは大学に革靴をおいているので通勤はモコモコスタイルです。全部足を覆うものを選ぶようにしています。本当はスリッポンが好きなのですがスリッポンは足を冷やすとわかってきたので、徐々に買い換えました。
季節ごとの暖かい素材を選ぶ
最前列は春の靴。春って意外に寒いですから、4月はモカシン素材にズボンか、スカートならタイツをはいて足首まであるキャメルの靴です。秋になると2列目に移動して、足首からふくらはぎを覆えるブーツになり、10月からはズボンにUGGです。黒だとわかりにくいのですが、秋冬はすべて中がファーになっています。革靴は気温が下がると靴自体が冷えて足先を冷やします。だから写真の中で出番が一番少ないのも革のブーツです(ホコリ被ってますもん…)。ファーについてはフェイクファーでも十分ですが、足が蒸れやすい方は天然ファーだと湿度調節してくれるので重宝します。3列目のロングブーツは撥水加工してあるので雪の日でもOKです。(他も雪の日にはいてるけどね)梅雨時期も足首を出さない工夫をしています。
7月末~8月末以外はこのように徹底的に冷え予防の靴を履いているので、ありがたいことに私の足指さんは外反母趾だけど全員温かいです。
とはいえ、靴はオシャレアイテムでもあるので、カジュアルなものを選べないことありますよね。そんなとき他にできる足の冷え予防を、今後も書いていきたいと思います。
皆さんも自分に合った冷え予防の靴に巡り合えるといいですね。