関節リウマチと体調のモニタリング方法

 関節リウマチの痛みが気圧と関連していることは有名です。ですから天気予報をみながら痛みをある程度予測して予定を立てるのは得策といえます。では痛みではなく「体調」はどうでしょうか。先日の記事で、中医学的には春は肝臓を使い、肝臓が弱りやすい季節と書きました。四季のある日本では季節の移ろいに合わせて関節リウマチの体調は変化するのでしょうか。一度、1年間の自分の体調の変化や傾向をモニタリングしてみると、さらに生活しやすくなるかもしれません。

 3年日記をご存じでしょうか?私は先輩がつけているのを聞いて知りました。3年分の日記が1冊になっていて、毎日書くと去年やおととしの「今日」なにが起きたか振り返ることができるのです。私はこれに体調を書いてみることにしました。みごとに、毎日かけずに後書きしたり、線を引いて省略したりしていますが、それでも記録することで季節によって体調に傾向があることがわかったのです。

 天気との関係も知りたかったので天気と気温と体調(〇△×判定)を書いています。2020年は書いてませんね(笑)いいわけですけど2020年って医療現場と教育現場はコロナで本当に忙しかったんです。

 この記録をみてわかったのは、いつも春は頭と目が痒い・背中が痛い・寝付けないことが共通しています。2024年の今もそれは同じです。2018年の治療と今の治療は違うので軽減した症状もありますが、春にいつもでる症状があることに気づきますし、自分でも出るとわかっているので、早めに対策をしています。具体的には2月から鍼灸に行ってケアする、睡眠時間をいつもより長く確保する、早めに花粉症の治療を始める、皮膚トラブルに気を付けるなどです。特にシャンプーは低刺激にして試供品を使わないことにしています。

 季節によってやはり中医学で言われる四季の移り変わりとともに弱い臓器があることも実感します。それに関節リウマチの症状も天候や気温湿度によって左右されることがわかりました。

 アプリでもなんでも方法はあるのですが、皆さんも自分の体調の年間推移をモニタリングすることで、同じ苦しみを繰り返さないように早めの対策がとれるかもしれません。膠原病は一生のお付き合いなので、自分なりの自己管理方法を工夫してみてください。

”少しの工夫であなたらしく”暮らせますように。

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