花粉対策とコートの選び方

 花粉の季節の服装選びは大切です。特に関節リウマチ患者さんには春の花粉の季節はまだまだ寒く関節痛が出やすいので、花粉対策&冷え予防を意識した服装を推奨します。今日はアウターについて紹介します。

 スギ花粉は早ければ1月から始まるので、寒い時期はウールやカシミヤのコートを着る方もおられますよね。私も冬は写真のような首周りにファーがついているウールコートを着ますが、スギ花粉が始まるとダウンコートに変更します。このような毛足のある素材は全体的に花粉がつきやすく、コート全体と首周りのファーに花粉がとどまって吸い込みやすくなり症状が悪化するからです。

 ダウンコートは外側がつるつるして花粉がつきにくく、家に入る前に粘着テープで花粉をとりやすいため、花粉の季節はとても便利です。でもダウンコートのファー付きフードは取り外します。ファーに花粉がつきやすいのと、わざわざ粘着テープで取るのはほぼ不可能だからです。花粉症がひどい方はフードにファーがないものを選ぶか、フードの取り外せるものを検討してみてください。フード自体も袋状になっていて花粉がとどまりやすいので外してみるのも一案です。これだけでだいぶん症状が違います。

 でも首にマフラーを巻いたら残念ながらそこに花粉はつきやすくなります。私は花粉症がとてもひどかったときにマフラーをやめて、それ以降は首元がスタンドカラーになる形のダウンコートしか買わなくなりました。

 3月以降は春なのでアウターも薄着になりがちですが、関節を冷やさないためにしっかり保温しましょう。私は「つるつる&暖かい」をkeywordに春のコートを毎年探し求めて、今はUNTITLEDのライナー付きモッズコートに落ち着きました。外はつるつる、中は手首までダウンのライナー付きで暖かいです。暖かくなればライナーを取り外して薄手のモッズコートとして着れますし、内側で腰紐を絞ってシェイプ形にすることも可能です。

 中のライナーはユニクロのウルトラダウンより少し薄めですが、これ1枚でも春先のコートとして着れます。フードも取り外し可能なので花粉の多い日はとりはずしてTORAYの花粉対策の帽子をかぶっています。

 これに巡り合う前はMARGARET HOWELL WATER REPELLENT LIGHTを着ていました。同じように内側に手首までの取り外せる綿わたライナーがついました。薄い春用トレンチコートの中にユニクロのウルトラライトダウンを重ねることもできますね。コートは定番があまりなくてその時のめぐりあわせになりますが、冬用ダウンを卒業する3月以降も保温できて花粉対策になるアウターを持っておくことは体調管理上とても重要です。

 春は体調を崩しやすいので、ゴールデンウィークまでは気を抜かずに保温してお過ごしください。

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