膠原病患者に家事の時短が有効な理由

 膠原病患者は疲労が病気の悪化要因になります。そのため仕事・家事・育児など生活全般において休息時間を確保することは重要です。さらに全身に炎症が起きる病気なので、そもそも体は疲れています。だから「過労」は絶対避けたいですし、さらなる「疲労」を防ぎたいです。

 最近は断捨離から始まりミニマリストの生活や家事時短術が沢山紹介されていますので、ご自身のライフスタイルに合わせて情報収集するのもいいと思います。その時に忘れないでほしいことは、自分が膠原病であることです。病気と共に生きていくために必要なことは断捨離できませんので、必要な時間と物は残してください。

 私は関節リウマチなので、特に手の関節を使うことはできるだけ避けたいです。関節を動かすことは重要なのですが、仕事でパソコンを打つので指をかなり酷使しています。だから「時短になる&関節が痛くない」が基準で工夫しています。

  • 食洗器は必須
  • 全自動洗濯機は必須
  • 乾燥できないものはハンガーにかけて干してそのままクローゼットに収納(たたむ手間削減)
  • 調理器具&皿は一体型(洗いもの削減)
  • 一石三鳥くらいを目指す
  • 掃除場所を減らす
  • 洗濯物を減らす

 一石三鳥の例えは…シャンプー・リンス・ボディーソープ・洗顔・メイク落としは全部1本で済ましています。これで5種類のものを買う必要がなく、重たくないし詰め替えなくていいし本当に時短で指も楽です。

私の場合は洗濯洗剤もマグネシウム一択で落ちるし、柔軟剤はしなくて大丈夫とわかりました。(洗濯マグちゃんみたいなものを自分で作って使っている。1年に1回お正月に新調してる。)

掃除も、重曹・クエン酸・セスキを組み合わせたら大抵のものは掃除できるので色々減らしました。

 このように、できるだけ管理物品を減らすと重たい買い物が減るし、今は詰め替え作業を一切していません。時短して寝る時間を増やし、関節も保護しています。少しのことですが、これは莫大な効果がありました。書き出すと一目瞭然です。

【以前のもちもの20
台所:食器洗い洗剤、食洗器洗剤、コンロ用洗剤、シンク用洗剤、
お風呂:お風呂洗い洗剤、風呂釜洗剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ
トイレ:トイレ掃除洗剤
洗面台:歯磨き粉、メイク落とし、洗顔、手洗い石鹸、洗濯石鹸、洗濯洗剤、柔軟剤、洗濯のり
その他:窓ふき洗剤、壁や床などの住居用洗剤

【今のもちもの7
台所:食器洗い洗剤、食洗器用洗剤
お風呂:マジックソープ(これで全身洗う&オシャレ着洗う&家じゅう掃除可能)
洗面台:マグネシウム、重曹、クエン酸、セスキ

 一例を出しましたが、他にも工夫していることは追々ご紹介します。今日の例は、たいてい家事の情報発信ブログで紹介されるかなりメジャーな時短術ですので、導入したことがない方は試してみてください。そして自分の生活に合う方法にアレンジしてもらえると、膠原病の生活も楽になると思います。

”少しの工夫であなたらしく” 豊かな生活になりますように。

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