膠原病患者さんは、呼吸器内科や皮膚科など他の診療科にかかっている人も多いはずです。今日はそれにまつわる「多すぎる薬」の管理についてご紹介します。
薬が多くなる理由
膠原病は全身に症状が出るので複数の病院や診療科を受診することがあります。すべての薬を膠原病内科で出してくれたらいいのですが、肺は呼吸器の専門医が診ないといけないくらい深刻な状況だからそちらに行くのでしょうし、皮膚も同様です。ですから自然と薬が多くなりますね。
多すぎる薬の管理方法
薬管理の現実
患者が困るのは「あちこちで出される薬の管理」だと思います。私は慢性鼻炎があるので地域のクリニックに行っています。他にも日常的に軽い病気は町のクリニックで診てもらいます。そんな私でもうんざりするのは、1か月分とか長くお薬が出たときの整理整頓です。種類も多いし、錠数も多いし、飲む時間も違うし本当に嫌になります。
もはや籠に入らないし、中身をだしたら残っている薬がいっぱいあるしね、なんで?? でも時々は全部出して確認しましょうね…。
薬が余る理由
薬が余るのは、飲み忘れや、途中で体調が悪くなって一部の薬をいったん中止したりするからです。例えば緊急入院したら、自宅で飲んでいた薬は飲みません。いつも咳止めをのんでいて、急に咳止め中止したら入院中も咳出ますよね?そしたら入院中に同じ薬を処方されて飲みます。そして退院する時にも咳止めは次の外来受診まで継続処方されます。そうすると、私は自宅に1か月分咳止めがあるから、1か月分余ることになります。ホンマに嫌やわ。
余った薬から整理する
多すぎる薬の管理方法のコツとして、まずは「余った薬」から整理します。もう飲まないなら捨てます、飲むなら追加の処方を一時的に止めてもらいましょう。私は入院などで薬が重複した時は町のクリニックで主治医に理由を話して一部の薬を止めてもらい、余っている薬を飲んで消費します。「先生、私咳止めがあと24日分残っているので今日はそれいりません」「なんで余ってんの?」「こないだ入院した時、向こうの先生も重複して出してくれてた」「ほーい」
この薬の管理、本当にめんどくさいから、薬局に持ち込んで整理整頓してもらうことできます。いきつけの薬局の薬剤師さんに相談してみてくださいね。入院中に看護師や薬剤師に相談してもいいです。その時にお薬手帳があると助かります。
みなさんも毎日たくさんの薬の管理、お疲れ様です。