外来受診前の準備

 外来受診の前に「準備」する人、あまりいないかもしれませんね。今順調ならあえて準備する必要もないと思います!私はよく主治医に質問し忘れますし、1か月もあると体調の変化も忘れがちなので、ちょっとだけ準備していますのでご紹介です。

目次

昔の準備内容

 今も昔も主治医に話すことは事前に携帯電話のメモに全部記録することにしています。最近はメモ機能も充実して、左下の赤丸部分を使うとTODOリストにもなります。昔のメモはこんな感じでした。

今の準備

私の準備項目は大きく3つです。

前回受診からの経過

・症状(関節痛、倦怠感、頭痛など)
・仕事や家事はどのくらいできたか
・鎮痛剤はどのくらい使ったか
・薬の副作用を感じたか
・他の病院での治療状況(耳鼻科・皮膚科・消化器内科・呼吸器内科など)をお薬手帳見せて説明

主治医への質問

その時により質問は若干違いますが、よく聞くことは…

・症状はこのまま経過観察でいいのか
・~していいですか?(出張・旅行・激しめの運動・サプリメント飲む・シミ取りレーザー治療など)

次の受診候補日

 診察室で主治医から提案されたら、「はい」って反射的に行ってしまわないように事前準備しています。

・自分の都合の悪い日は事前に確認(なぜならそこは「絶対に来ない」から(笑))
・希望の受診日時(朝のこわばりがひどい時期は午前中最後の時間をお願いしていました)

いつもと違う予定は相談する

 旅行・出張など毎日の薬が常備されていないところに行く時は、もしもの時に備えて薬が足りるのか、もしもの時に飲む特別な薬は処方しなくていいのか、相談して下さい。以下のような「ひとくふう」を見越して相談です。

ひとくふう
・旅行や出張時は多めに薬を持参しましょう
 災害で新幹線や飛行機が止まりしばらく帰宅できなかったら?→お薬足りない!
・とても調子が悪い日が続いているときは主治医と薬の処方日数を相談しましょう
 体調不良で起き上がれず、次の受診日に行けなかったら?→お薬足りない!

 あまり体調がすぐれないなか、頑張って病院に来られる方も多いはずです。何度も来るのは大変だし、電話もつながりにくいので、診察室で聞きたいことを聞いて安心して帰れたらいいですよね。「先生忙しそうだから」「看護師さん忙しそうだから」と遠慮なさらずに!医療費明細をみるとわかるのですが、患者さんは十分な説明を受けるための料金を払っています。

 私が看護学生だった時、小児科のドクターが言ってました。「外来診察の最後に絶対、「他に質問はありませんか?」とこちらから患者さんに聞く。そうしないと疑問を抱えたまま帰った親御さんたちは子どもの具合が悪くなった時にどうしたらいいかわからなくて結局夜に救急外来に来ます。」

 患者さんが自分の治療を理解して安心して家で自己管理できるように、看護師も日々精進です。

記事が役立ったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!
目次