入院生活のコツ、入院初日は速攻コレ聞こう!

 膠原病の患者さんのほとんどは「たまに入院する」方が多いと思います。基本的には外来通院でいいので、入院するときは入院生活のコツを忘れていることが多いですよね。入院初日に看護師からの説明が遅れると、患者はずーっとベッドで待つことになりすごく不便です。私は不便なのが嫌なので、下記の項目はすぐ患者さんに伝えるし、自分が患者の時はもっとすぐ聞く(笑)

目次

安静度

 安静にしておく度合いは医師が決めます。平たく言えば生活の自由度(行動制限)です。自分一人でしていいことと、してはいけないことを早めに確認してください。病状によってはベッドから降りたらダメな時もあります。

一人で出かけていい範囲はどこまでですか?
・病室内(室内にトイレがない場合は「トイレは一人で行っていいですか?」)
・病棟内
・病院内(「コンビニにいってもいいですか?」)

病棟内で手に入るもの

 病棟内にあるものはすぐ手に入るけど、病院のコンビニまでいかないといけないものはすぐ手に入らないので不便です。病棟外で購入する必要があるときは、家族がいるうちに院内売店に買いにいってもらったり、外のコンビニなどで調達してもらうと便利です。

・テレビカードどこで買えますか?
・冷蔵庫の使い方教えてください(有料の場合あり)
・水やお茶の無料サーバーはありますか?(水がないとお薬飲むとき不便)
・自動販売機ありますか?
・電話はどこでかけれますか?(室内で会話禁止の病院がある)

飲み物・食べ物の制限 

 糖尿病や消化管の病気、手術前後であれば飲食の制限があると思います。入院当日は検査もあるので、看護師が説明に来る前に「飲んでしまった・食べてしまった」ということがあると、後日検査やりなおし、治療遅れる、なんてことになりかねません。看護師が早く説明するのが基本ですが、医師の指示が出ていないこともあるので、飲食については入院したらすぐ聞いておくといいです。
 特に「朝ごはん食べてきてません」「まだ昼ご飯たべてません」はすぐ言ってくださいね。私は前回お昼ご飯を食べずに12時半に緊急外来を受診し、検査、処置、入院になって…病棟のベッドにたどり着いたのは22時でした。お昼ご飯も夜ごはんも食べてないのに、看護師に伝えたら「院内コンビニも閉まっていて病院には食べ物がないです、すみません」と言われました。そーじゃねーだろ~!お腹空いたわ!って思ったから、「家族に外で買ってきてもらって届けてもらっていいですか?」って聞いたけどね。(できるナースは聞いてくれるよね)

 看護師は治療で大切なことは必ずします。でも時々患者さんの「初日の不便さ」を忘れていることがあります。患者さん、我慢することありません。入院したらそこがあなたの生活の場所なので、不便なことは相談してください。それは安心して安全な入院生活をスタートするために必要なことです。私も後輩看護師や学生に伝え続けていきます。

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