することより、しないことを決める

 膠原病の悪化要因の一つに「疲労」があります。日常生活で疲労をゼロにするのは難しいので「過労をさけましょう」と言いがちですが、個人的には過労しなくても疲労レベルで立派な悪化要因になると思う。全身に炎症が起きていて常に疲労困憊状況で体力がなく、免疫力もおちているので、普通の人なら寝て回復できるくらいの疲労が、私たちにとっては回復できない疲労なのではいか?という実感があります。

 先日、自分のお疲れバロメーターを設定してモニタリングしようと推奨しました。疲れてきたなとわかったら、次はその生活をどう立て直すかが難題です。だって仕事や家事は毎日あるし、花粉もなくならないから睡眠不足だし、生活している以上、仕方のないことだらけですもんね。

 こういうとき、私は日常生活の中で新たに何かをするのは無理なので、しないことを決めるようにしています。

  • 徹夜しない(できないし、10年くらいしてない気もする)
  • 自炊しない(作る体力と洗う体力が減る)
  • テレビみない(コンセント抜いてリモコンしまいこむ)
  • 洗濯ものしまわない(乾燥機から直で取り出して着る、室内干しのものはそこからとって着る、外に干さない)
  • ちょっとでも気のりしない外出はしない(飲み会・同窓会・社員旅行・忘年会・結婚式などあらゆるものが対象)

 普段から洗濯~乾燥までできる服しか買わない人や、食洗器対応の皿しか使わない人など、家事の時短を工夫して自分の休息時間を確保している人もいると思います。それとても賢いし慢性病には必要な行動ですよね。他にも疲れ始めたら潔くしないと決めていることはたくさんありますが、疲労をSTOPするためなら突拍子もないことでも自分がいいと思えばそれでOKだと私は思っています。世の中では常識かもしれないけど、やらなくていいことって結構あります。やることが多すぎで困っている方は、是非「やらないこと」を決めてみてください。ちょっと楽になれると思います。

”少しの工夫であなたらしく”

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